試験機関:英国・セント・アンドリューズ大学 他
実際の部屋サイズにおける空気媒介感染を引き起こす病原体への殺菌効果を模擬的に再現するための代替評価として、32m3の試験チャンバー内に噴霧した浮遊する黄色ブドウ球菌(エアロゾル)に対し、Care222の紫外線(波長222nm)を照射したところ、殺菌効果が実証されました。
・浮遊する黄色ブドウ球菌(エアロゾル)への殺菌効果
・照射条件:ピーク照度14.4µW/cm2(波長222nm紫外線光源5灯設置し、地上高1.7mでの測定値)
・論文に掲載されている図の一部を抜粋
出典:Eadie, E., et al. Far-UVC (222 nm) efficiently inactivates an airborne pathogen in a room-sized chamber. Scientifc Reports (2022). https://doi.org/10.1038/s41598-022-08462-z
32m3の試験チャンバー天井部に波長222nm紫外線の光源を5灯設置。1時間当たり3回の換気量※を備える試験チャンバー内において、噴霧点から黄色ブドウ球菌を連続的に放出させ、対角線上にある採取点で、5分毎に試験チャンバー内の空気を採取しました。採取後は37℃で24時間培養した後、コロニー数を数え殺菌効果を評価。
※吸気口から空気を送り換気口より空気を外に逃がすことで、室内の空気が1時間で3回入れ替わること
・試験チャンバー
英国・セント・アンドリューズ大学 他