2023/04/03

抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222®」が第15回『レーザー学会産業賞』優秀賞を受賞

ウシオ電機株式会社(本社:東京都、代表取締役社長 内藤 宏治、以下 ウシオ)は、2023年度 第15回「レーザー学会産業賞」において、抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222®」で優秀賞を受賞しましたのでお知らせいたします。


レーザー学会産業賞は、レーザーに関する製品・技術の開発、実用化、普及などにおいて、国内のレーザー関連産業の発展に貢献しうる優秀なものに対し授与されるものです。その中でも優秀賞は「レーザー関連の産業技術として技術および市場実績を重視したもの」に与えられるもので、この度、主に以下の点が評価され受賞に至りました。



・波長222nmの紫外線の殺菌効果と人体に対する安全性が極めて高いことに着目して光源開発に取り組み、人体皮膚に対する安全性を世界で初めて実証した。


・新型コロナウイルスへの効果も実証し、Care222搭載ランプモジュールをタイムリーに製品展開した。


・人体に悪影響を及ぼさない紫外線というこれまでの常識を破る画期的な製品であり、大きな累計販売実績があることは高く評価される。


・本技術はUV領域の規格改定や学術的な議論の活性化にも寄与しており、今後の成長も大いに期待される。



「未来は光でおもしろくなる」をコーポレートスローガンとし、様々な市場に光によるソリューションを提供しているウシオは、「安心・安全」をキーワードに現在、ライフサイエンス事業に取り組んでいます。今回の受賞技術は、この事業の中核となる技術の一つになります。


ウシオは今後とも、222nm紫外線の皮膚や目に対する安全性と殺菌効果の研究・確認を国内外の研究機関と進めていくとともに、パートナー企業様と商品開発を進め、様々な場所の衛生環境向上に「光」で貢献してまいります。

ウシオの抗ウイルス・除菌用紫外線技術「Care222」

波長222nmをピークに持つエキシマランプに特殊な光学フィルタを組み合わせることで、ヒトに悪影響を及ぼす230nm以上の波長をカットした、抗ウイルス・除菌技術です。現在、国内外のパートナーメーカー様により本技術を搭載した製品の開発・販売が始まっており、様々な施設での設置導入を通じて実用化が進んでおります。


ご参考

2023年度 第15回「レーザー学会産業賞」についてはこちらをご覧ください。