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デルタ株における
新型コロナウイルス不活化効果を
確認

共同研究先:広島大学

試験結果

Care222®搭載ユニットを用いて、新型コロナウイルスのデルタ株に照射したところ、従来株と同等の不活化効果を示すことを明らかにしました。

本評価結果により、Care222®は従来の新型コロナウイルス株同様、デルタ株にも有効であることが示されました。

・デルタ株への新型コロナウイルス不活化効果

・デルタ株への新型コロナウイルス不活化効果

※ 平均値(標準偏差)
※ N501Y変異株は、E484K変異は陰性

試験内容

新型コロナウイルスの臨床分離株の全ゲノム解析をおこない、同分離株がWHOにより「Variant of Concern(注視すべき変異)」に指定される、デルタ株(インドで最初に確認された変異を有するB.1.617.2系統)であることを確認。この分離株での波長222nm紫外線による不活化効果の評価をおこないました。
それぞれの、新型コロナウイルス株に対し、プラスチックシャーレ上にウイルス液(5μL)を滴下し、2、4、6mJ/cm2の波長222nm紫外線による照射試験を実施。紫外線照射後のウイルス感染価をTCID50法で評価し、未照射のものと比較して、各照度における不活化効果を評価しました(n=2)。

試験機関

共同研究先:

広島大学病院 感染症科 大毛 宏喜教授、ならびに同大学大学院医系科学 研究科ウイルス学 坂口 剛正教授のグループ